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川上 信也

高松へ


高松での仕事が入り、前日入りで新幹線、瀬戸大橋線を乗り継いで高松へ。

僕が小学校1年の1学期まで過ごした懐かしい街だ。

懐かしいといっても4才から6才くらいまでの記憶のため忘れてしまっていることがほとんどだと思うけれど、思い出してみると結構覚えているものだ。

高松駅はすっかり姿を変えてしまったけれど、記憶にある駅前の花時計はちゃんとあった。当時のものかどうかは分からないけれど、きっとそれを受けついでいるものなんだろうと思う。

駅前の玉藻公園は、幼稚園の頃に運動会があった場所。これはよく覚えているので懐かしい場所だ。かけっこで一番になったからよく覚えているわけなんだけど。虫が大好きだったので公園の広場で毛虫までも捕まえて遊んでいた。今はとても触れないようなものなんだけど。

しかしとにかく暑いので、早めに高松に着いたにもかかわらず思ったように動きまわれなかった。翌日の仕事に差し支えるのもこわいし。結局夕方までホテルで休み、それから東京からの方々と合流して美味しいものを食べに瓦町付近のお店へと向かったのだった。

次の日はお店の撮影だったので、午前中からお昼すぎまで、売り場の撮影や店長さんの撮影などなどをこなしてゆく。

2時過ぎに終了し、せっかくなのでうどんを食べに再び瓦町へ。

「さか枝うどん」というお店が目に入り、そこですだちうどんを食べた。九州にいるとやはりカボスになってしまうので、すだちというのはとても懐かしい響き。

とても涼しい味!。

そしてすぐ近所に老舗と思われる喫茶店を見つけた。「南珈琲店」という名前だったかな。

年代を重ねてきたと思われる店内は非常に混みあっていて、かろうじてカウンターが空いていた。あとから来たお客さんは相席になっていたから、このお店では相席が普通のことなのかもしれない。そして珈琲300円。安い。そして200円でバタートーストが付く。そのトーストが厚さ5センチほどもある。うどんを食べたばかりだったけれど、やはり食べずにはいられななかったのだ。

こんな歴史のある喫茶店がしっかり残っていて、しかも年代を問わず非常に混みあっているというのは福岡ではもう見かけなくなった光景だ。こんなお店が近くにあるというだけで、とても魅力的な街と思えてくる。

久しぶりに乗ったコトデン。相変わらず2両のゆっくりしたスピード。


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