緊張を強いられる道というのは九州各地で経験している。
道自体の状態が悪いという場合もたまにあるけれど、圧倒的に多いのは離合困難の狭い道ということになる。山奥に撮影目的地がある場合も多いからしょうがないけれど、こういう時は軽でよかったと心から思う。
宮崎県えびの市の小さな集落の奥にある陣の池へと向かう道は、狭いに加えて道幅ほどもある水路が並行して流れている。陣の池からのとても美しい湧き水だけれど、もちろんガードレールなんてものはない。タイヤがはみ出さないよう注意を払いながらひたすら対向車が来ないことを祈る。この日は幸運にも来なかったのでホッとして陣の池に到着。
すると金髪ヤンキーたちが5人ほど集結していて裸になって水浴びしていた。しかもヒップホップを大音量で流している。更なる緊張じゃないか。
しかし「おはようございます!」と挨拶してきて、とても気持ちのいい若者たちだったのだ。思えばこの美しい神秘的な青い池で水浴びしている若者がそんな悪いやつのわけはない。
「めっちゃ冷たいっす」とのこと。この夏は猛暑続きだ。
FUJIFIJM GFX50sⅡ ACROS
宮崎県 えびの市
Comments