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執筆者の写真川上 信也

本のレイアウト

ここ数日、ずっとまとめていた本のレイアウトがほぼ出来上がった。出来上がったといっても自分なりに好き勝手やっただけなので、これから花乱社に持って行っていろいろと細かなレイアウトを決めてゆく。

とはいえある程度のまとまりはできた。家にこもる日々を何とかこの作業で時間を費やすことができた。これはピンチをチャンスにということになるんだろうか。 もしコロナの影響がなく、仕事も順調に進んでいたらもちろんそれはそれでとても良かったけれど、この本の編集は無理だったかなあと思う。半ばあきらめかけていたので、ある意味ではピンチをチャンスにということになるのかもしれない。ん?これはチャンスというのか?。ちょっと分からないけれど。

 今回の本は今までの写真集とは違って文章が半分近く入ることになる。なので今までのレイアウトとはかなり違ったものになってくる。写真の隣りあわせを考えるのではなく、文章との組み合わせによる想像性、それがとても大事になってくるので、そのバランスがとても難しい。そしてピアニストの方ならその音色が聴こえてくるような一枚、画家ならその筆遣いが見えてくるような一枚。そんなことも意識しながら進めていった。

本とほぼ同じサイズの分厚いノートを買ってきて、それに原稿と写真を貼り付けていくという、とてもアナログな作業をしていった。もちろん最終的にはデータ原稿になるけれど、ページをめくるとか、写真の順番を把握するにはこのアナログ的なものが一番分かりやすい。


 タイトルもいろいろ考えてはいるけれど、やはり分かりやすいのがいいかなと思っている。装丁もシンプルなモノクロの本になるので、あまりデザインに走りすぎないようにしようと思う。独りよがりの我が強いだけの本にはしたくないので。タイトルはブログでは「今この人を撮りたい!」にしていたけれど、これでいいかなと思っている。まさにこの人を撮りたいと思いながら撮影していたし、この本によってそれぞれの方を応援したいという気持ちももちろん強い。世の中がこんな状況なのでなおさらだ。

 そして最初に取材した方からは2年近くが経とうとしているので、当時とは違った状況という方もおられる。ただ取材した時のリアルな雰囲気を出すために、そのことは最後に補足として補うのみにしようと思っている。改めて読んでみると、どの方にとっても何事も始まりにすぎないということがよく分かる。副題はこれに沿った題にしようと思っている。

簡易的にカバーもとりあえず取り付けてみた。



 

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