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執筆者の写真川上 信也

今だからできること

この騒動で仕事も中止と延期の嵐となっているので、しばらく家にこもっている。家にいるということがとても大切なこの時なので、散歩以外はこもっていようと思う。この騒動であきらめていた本の出版、花乱社に電話して別府さんに近況をお話すると、こういう時だからこそ大切なことなのではないかといわれ、編集作業を再開することにした。一昨年から去年にかけて個人的に取材、撮影させていただいた15人の方々、思えばみんな快く撮影させていただいたことが、今となればとても大切な時間だったように思う。当たり前に会って話ができる大切さが心にしんみりと響いてくる。

ブログで公開しているので原稿はほぼ出来上がっている。あとはレイアウトと細かな修正、そして夏までに騒動が収まれば新たなる写真も撮れればと思っている。

こういう大変な状況のとき、カメラマン、ライター、ミュージシャン、アーティスト、編集の方々などは、生きることには関係ないとか言われて真っ先に仕事が無くなっていくのだが、こういう時にこそ僕らのような仕事は生きるために大切なものだと信じている。



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