「坊がつる山小屋日記」が出版されたのが2002年5月25日。
この本の出版を僕の写真家としての、もしくはプロとしてのデビューと考えているので、
僕はめでたくデビュー20周年となる。特にお祝いされるわけではないけれど(周囲は知らないし)、
まあとてもいい節目ということだろうか。20年の間、よく写真だけでやっていけたなあと思う。
もちろん危機的な状況に陥ったことは数回あったけれど、そのたびに周囲の方々が助けてくれたように思う。
そんな話を連載中の「シャッター音を傍らに」に書いてっみたので、こちらをどうぞ。
思えばこのサイトの編集長のいとなお(伊藤尚子)さんはシティ情報ふくおか編集長時代に、まだ雑誌の撮影なんてやったことがない僕に巻頭グラビア6ページを任せ、さらに特集の撮影まで依頼するようになった。韓国まで一緒に取材に行ったこともあったし、僕にとっては恩人のような方。
いろんな人たちと出会いながらの20年間。僕は周囲の人々に喜んでもらえるような写真を撮り続けていきたい。
坊がつる山小屋日記は僕の本の中で唯一増刷までこぎつけた本。
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