X-T4には新しいフィルムシュミレーションが加えられていて、その中でもクラシックネガというのがとても味わいがあって気に入っている。クラシッククロームとはまた違い、かつてネガフィルムで撮影していた頃の雰囲気ということだろうか。全体的に赤みが少なく、コントラストは高めでグリーンが特に深みがあって特徴的。これはかつて絵の具であったビリジアンという感じだろうか。
庭のアジサイを撮影するとこんな雰囲気。
風景では多用することになるベルビアも今までとやや違っている。カラークロームエフェクトのおかげで緑の飽和も緩和され、質感がよりリアルに表現できるようになった。実物と比べてみると、クラシックネガよりもこちらのほうが本物の色に近い。
ほかにエテルナ ブリーチバイパスという馴染みのない名前のフィルムも追加され、これはかなり特徴的でどんな場面に使えばいいのか今はよく分からない。とにかく彩度が抑えられ、コントラストは高め。こうなるとかなりのイメージ写真となる。
個人的に気に入っているのはクラシックネガであるけれど、仕事ではクラシッククローム、および風景ではベルビアを多用することになるだろうと思う。風景をクラシックネガで撮影しても面白いかもと思うので、作品ではそういう設定もありかなあと。 こういうことをいろいろ想像するのは楽しいですね。
そうですね。街中スナップでエテルナは面白いと思います。元々動画用だったらしいのですが、東京のカメラマンたちがポートレイトで使い始めてスチールでも広まってきたそうです。僕は人の取材はほぼクラシッククロームでしたが、今度試してみようかと思ってます。
こんばんは。ヨドバシで少し触ってみました。エテルナで街中スナップ写真撮るといいだろうなと思いました。今を撮ってる写真なんだけど古っぽく写って味が出そうな気がします。