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執筆者の写真川上 信也

カチガラスとみかん

 駐車場に車を停めて出ようとすると、聞いたことのある鳥の鳴き声が響いていた。

えーとこの声はどこで聞いたんだっけな、としばらく思い出していた。そうだ、筑後平野でよく聞く鳴き声。カチガラスだ。福岡市で見かけるのは珍しいけれど、時々やってくるようで見かけるのは3度目くらい。何十年も暮らしていて3度くらいだから、やはりかなり珍しいのだろう。よく見ると駐車場横のみかんの木に2羽発見。そーっとカメラを取り出して車の窓から撮影。

豊臣秀吉が朝鮮から連れてきて筑後で繁殖したらしいけれど、その連れてきた理由というのが「カチカチカチ」という鳴き声が縁起いいからとのこと。しかしどう聞いても「カチカチカチ」とは聞こえないんだけど。昔の人とは聞き取り方が違っているのだろうか。飛び立つと美しい紫の羽が見えるのでしばらく待って撮影。



 カチガラスがいたみかんの木(写真のうしろに写っている)。

この木は駐車場の大家さんのご自宅なのだが、後日このみかんを収穫されていた。すると「かわかみさーん、みかん持って行かんね」と言ってどっさりいただいたのだった。僕はこの木はずっと金柑と思っていたんだけど、小さなみかんだったのだ。その隣にはレモンがあり、その横にはゆずもあり、それぞれいただいた。しかしみかんは100個以上あるなあ。一ついただいてみると、かなり甘い。しかも無農薬だしなあ。この冬はみかんを食べ続けることになりそうだ。春には手のひら黄色くなるなきっと。




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