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執筆者の写真川上 信也

Tulip

 チューリップの音楽を聴き始めたのはここ半年くらいだろうか。

どうして今まで聴いてこなかったのだろうととても後悔するくらいいい曲ばかりだった。

聴き始めた矢先にチューリップが結成50周年全国ツアーを開始というので、さっそくチケットを購入し、7月18日の福岡サンパレスでのライブに行ってきたのだった。もう2か月前の話。

 昨日NHKでチューリップ、ラストツアーの密着取材の番組があったので、改めていいライブだったなあと思い出していた。2時間半のライブだったのだが、ここまでの半年間聴き続けていたので知らない曲は3曲のみだった。ただ、多くの観客の方々は昔からファンであろうから何十年と聴き続けてきた曲という事になるんだろうなあ。僕にとっては多くが新鮮な曲ばかりだったけれど。

 もちろんチューリップというバンドは知っていたし、ヒット曲も自然と耳に入っていた。

 初めて知ったのは小学生2年か3年の頃、毎週見ていた「ザ・ベストテン」で上位に入っていたのだ。年代的におそらく「虹とスニーカーの頃」、いや「サボテンの花」かなあ。ただチューリップはベストテンには出演してくれなかったので、どういう人たちなのかも分からなかった。なので僕はアリスなどを聴いていたのだった。小学生でアリスというのもちょっと違うような気もするけれど。

 ただ、あの頃チューリップを聴いていればなあとライブを見ながら思っていた。

 ビートルズが大好きで結成されたバンドというのは知っていたのに何で聴いてこなかったのかなあ。 改めて聴いてみると確かに70年代の曲の多くは和製ビートルズのようなサウンドだ。「風のメロディ」のギターはビートルズ中期のようなサウンドだし、「welcome to the house」などはビートルズの曲と言われても分からないくらいだ。昨日の番組で知ったのだが、大ヒット曲「青春の影」は、ビートルズの「The Long And Winding Road」を意識したものらしい。いわれてみれば確かに。

 ライブではアルバムと同じ曲順、「Take Off」から「明日の風」へと続く場面などとても感動的だった。

NHKの番組で財津さんが天神ソラリアの「珈琲舎のだ」のカウンターで珈琲を飲むシーンがあった。僕もよく行っている喫茶店なので、とても身近に感じられるというのもいいなあと思ったり。 また西鉄グランドホテルでは作詞講座をやっていたらしい。西鉄カレンダーを担当している僕も何だかまた身近に感じたり。ちょっと違うかなこれは。

 

 音楽はさりげなく人と人をつなぐ本当に素敵なものという話をされていた。僕も何とか写真でそのようなつながり、感動を与えられるようになれればなあと常々思いながらチューリップを聴いている。





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