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川上 信也

シャッター音を傍らに 神無月への三日間


 久々にタウン情報誌「シティ情報ふくおか」の撮影が入り、市内のお店数件をめぐっていた。「シティ情報ふくおか」は僕が20代のころにアシスタントで働いていたこともあり、ずいぶんお世話になっている。当時とはもうずいぶん変わってしまったけれど、今回は前編集長の方が再び本誌制作に戻ってきたということで僕が呼ばれることになったのだ。こういう仕事は人とのつながりで生まれてゆくものなので、担当者が変わると一気に仕事がなくなったり、時には増えたりといろんなことがある。とはいえ仕事に関係なく気が合う人とはプライベートで時々食事に行ったり飲みに行ったりして付き合っているわけだけれど、僕にとっては大切な人たちだ。

 この「モノコトマガジン MADE IN...」の編集長、伊藤尚子さんも、元シティ情報ふくおかの編集長であるけれど、ほんとずいぶんとお世話になった。思えば僕の福岡の写真を真っ先に世の中に紹介してくれた人なのかもしれない。それまでくじゅうのイメージがあまりにも強すぎてそれ以外撮ってないとさえ思われていたしなあ。彼女が編集長時代にシティ情報ふくおかの巻頭6ページのグラビアを2年ほど担当させていただき、そこでいろんな人たちと関わるようになってきた。その後、「フォト旅」、「旅するカメラ」、とコーナーは続いていったのだった。このマガジンは彼女こと「いとなお」がシティ情報ふくおかを退職後に立ち上げたものであるけれど、このエッセイも僕が仕事でいろいろと悩みを抱えていた時にいろいろと話を聞いてくれたことが始まりだった。とりあえず書いていない?と。 何かが始まるかもしれないしと。 そしてその通り、近々いとなおの事務所が薬院にオープンし、そこに併設されたギャラリーに僕が関わることになったのだった。様々な人たちとも出会うこととなった。

この事務所は近々、発表になります。

とりあえず今月のエッセイはこちらです。


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