初夏の日々
- 川上 信也
- 2019年7月17日
- 読了時間: 1分
玄関の上に空蝉が二つ(これは2匹というのかどうか)、並んでいた。下をみると地面にもあり、そのほかに自転車カバーにも。いたるところでクマセミが旅立っている。そして午前中はずっと鳴き続けている。夏だなあ。子供の頃、アブラゼミの羽化は見たことがあるのだが、クマセミはない。こんな身近で行われているのに。おそらく夜明け前ということなんだろう。

百道まで自転車で行った。
自転車で10分ほどのところに海があるというのはやっぱりいいなと思う。しばらく防波堤で外国人たちに交じって夕景を眺めていた。すると福岡タワーの向こうから月が雲間から顔を出し始めていた。満月ちょっと前くらいだろうか。

しばらく写真を撮ったあと、ゆっくり自転車で室見川沿いをはしる。歩いたり走ったりしている人がとても多い。釣り人もいる。愛宕橋が見え始め、その先に飯盛山が見えている。夕暮れ時のいい時間だなあと思いながら眺めていた。なんてことのない光景なんだろうけれど、その何気なさにとても惹かれる。
