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川上 信也

一日の出来事


午前中、先日撮影したシュロほうきの職人さんの写真を西日本文化の編集の方に納品。いつも編集部近くの喫茶店でいろいろとお勧めの写真などをお見せしながら珈琲を飲んでいるのだが、今日行ったカフェは和風カフェであったので、思わず小豆ミルクを頼んだ。小豆牛乳と書いてあったかな。大きめのカフェオレボウルにたっぷりの泡ミルク、その下に小豆がいくつか入っている。僕は甘いミルクにとても弱いのだ。美味しいひとときを過ごしながら次号の打ち合わせなどなど。このように撮影した写真を納品しながら過ごすくつろぎの時間、毎回とても心地いい。

 続いてブックスキューブリックへ行こうと箱崎へ。店長の大井さんからウェブ用の店内画像などを頼まれていて(カッコイイ写真を!)ずいぶん時間が経ってしまっていたので気になっていたのだ。

ついでにお昼を買いにすぐ近くのパンストックへ。つい先日、長時間の撮影をしたばかりなのだが、プライベートで行くのはやはり気分が違う。いつも緊張しながら店内を眺めているので、パンを見る目もちょっと違ってくる。とても素直においしそうだなあと見えてくる。 とはいえいつものようにカメラを肩から下げてるので、やっぱり被写体としても見てしまうかなあ。店員さんから

「プライベートでもカメラ下げてるんですねえ。体の一部ってことなんですね」

と笑顔で言われた。そう、もはや体の一部なんです。

いくつかのパンを購入し、近くの公園で着陸する飛行機を眺めながら食べた。やはりここのパンはとびきり美味しい、いや美味しすぎる。

 キューブックへ行くと、新しいスタッフがお二人ほど。大井さんの姿がなかったので今日はお休みかなと電話してみると、30分後に行く予定だからとのことでしばらく店内や外観を撮影しながら待たせていただいた。2階のカフェではロシア人女性の方が新たなスタッフになったそうで、何やら異国的雰囲気だ。

 大井さんがやってきてしばらく近況報告など。いろいろとお互い悩みや不安の尽きない日々を送ってますねえなどとお話しながら、いつかキャンプしながら焚火でもしようという話になった。

 夕方から篠栗のコープ九州へと向かい、来週の撮影の打ち合わせ。新しい担当者と名刺交換しながら進めてゆく。毎年やっているイベント撮影なのだが、かなり大規模で移動や時間的制約もあったりするので結構ややこしい。なんとなくのイメージをつかみながら来週に備える。


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