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The Creation. Fukuoka Vol.4

  • 川上 信也
  • 2019年2月2日
  • 読了時間: 2分

天神では地下街のカフェ・チロルによく立ち寄っているけれど、その次に立ち寄るのがたいていこの場所。くつろぎながら本を読んでいる。時々見上げながら。

福岡銀行本店のあの空間。

この建物は建築学科の時よく話題になっていたけれど、当時の僕は全然好きになれない建物だった。というか嫌いな建物だった。何だか巨大な柱が押し迫ってくるような圧迫感を感じていたし、下の空間はいつも日陰で寒々しく、この場所を意識的に避けていたような気もする。学生の頃は写真を撮っていたらすぐに警備員がやってきて注意されるという、開かれているようでまったく閉鎖的で心までも狭い空間だった。だから西銀に口座を開いたんだけど当時は。

 しかし数年前からテラスのようにテーブルと机が数多く配置され、同時に緑もふんだんに植えられ珈琲屋さんもでき、一気に気持ちのいい空間となった。よほど寒い時以外は絶えず人々がやってきている。長居してもカメラを構えても警備員がすっとんでくるということもなくなった。これほどイメージがガラリと変わった場所はそうそうないようにも思う。

すぐ隣に天神ビルがある。

ここからその窓枠を見るのもとても好きだ。かつてこのビルを見学した際に、担当者がこの窓枠のことを何度も説明していた。あの角のとれた窓枠、当時としては非常に難しい画期的なデザインだったという。かなりお金もかかったとのこと。今見てもとても新鮮だ。そして時間の経過による味わいが加わり、一層魅力を増しているように思う。天神ビッグバンで周囲は一変するけれど、とりあえずこの建物は残ってよかった。

ここから見あげる光景がとても好きだ。

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© shinya kawakami

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