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川上 信也

久々に珈琲豆を


 久々に珈琲豆を焙煎してみた。

山小屋時代から珈琲が好きなって、しばらく小さな電気煎機で珈琲豆を焙煎していたころがあった。久々にやってみたくなり、台所の棚に眠っていた小さな電気焙煎機を取り出し、先日購入した生豆を200グラムほど焙煎してみたのだった。

まず電気が入るのかどうか心配だったが、何とか作動。そして生豆を入れ10分ほど待つ。そのまま待っていれば出来上がりのように説明書には書いてあったと思うんだけど、そのままにしておくとかなりムラができてしまうのだ。なので機械をずっと揺すっている。

結構面倒だ。

数年前にキャンプに使うガスバーナーで珈琲豆を煎ったときがあったけれど、その方が面白かったと思う。庭でのんびり座って豆が緑から茶色になってくるのを眺める時間。当時は時々猫がやってきていた。今は寒いのでとりあえず室内で電気焙煎機なのだ。ただ蓋のガラスがかなり茶色に変色してしまって中の様子がよく分からない。しかも音がうるさいのでハゼの音がよく分からない。適当な時間にスイッチを止めて蓋を開けて音を確認している。

結構面倒だ。

なのでかなり適当な焙煎で、味もはっきり言って適当でいい。

とはいえ室内にとてもいい香りが漂い、部屋はだいたい三日くらい珈琲の香りになる。何だか懐かしい香りののように思える。珈琲というより焙煎独特の焼けた香ばしい香りなのだ。僕の服も同じく。そのまま車に乗ると車内が焙煎香となる。

で、味はというと結構イマイチだった。焙煎仕立てはあんまり美味しくないというけれど、三日たっても美味しくなければ失敗ということだ。でもまあ飲めないほどではなく、とりあえず珈琲にはなっているのでこれでいいのだ。ここまで飲めるようになる時間が大切だったりするので。


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