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川上 信也

くじゅう暮雨の滝へ


先日の撮影会のあと、九重ヒュッテでキノコ鍋をごちそうになり、その後僕は福岡へ戻る予定だったのだが、眠くて眠くて白丹に泊まることにしたのだった。

そして次の日の朝、ずいぶん遅く目覚めたあと、とても天気がいいのでどこかへ行ってみようととりあえず車に乗り込んだ。

久々に暮雨の滝に行ってみようと突如として思いたち、そのまま吉部登山口へ。

暮雨の滝は僕が山小屋勤務時代に行って以来となるから、もう18年ぶりくらいだろうか。とても小さな滝だけれど、周囲の木々が切り絵のようで森の中の秘密の滝のような雰囲気がある。もう紅葉は終わったころだろうから、その寂しさがまたいいのかもしれない。

登山口には大きな駐車場ができていてびっくりした。300円。

最初の坂がとても急でキツイという記憶があったけれど、先日の由布岳お鉢巡りに比べれば何てことないように思えてくる。実際、ゆっくりゆっくり登ったけれど、とても気持ちのいい坂だった。18年前はうっそうとした森の中の急登だったと思うけれど、周囲の木々が切られているようで、とても明るい道となっていた。

急登が終わると周囲に紅葉が見えてくる。当時も思っていたけれど、この道の紅葉は素晴らしい。

そしてしばらく緩やかなアップダウンを繰り返してゆくと、下から滝の音が響いてくる。小さな滝でも谷間に響いているから大きな音となって届いてくるようだ。

久々の暮雨の滝。前回は愛犬ポリと来た場所。懐かしい。

当時はもちろんフィルムカメラ。NikonF100の頃だ。今はミラーレスデジタルカメラ。当時では想像もつかなかったようなカメラを使っている。時の流れを感じる。

滝は想像していた通りの雰囲気。紅葉の終わった寂しさが何ともいえない季節の変わり目の情景を創り出している。

このコース、とても気に入ったのでまた季節ごとに来ようかなと思っている。


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