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川上 信也

久住高原のとある場所


先週、くじゅう白丹に数日滞在していたのだが、自然と早起きして久住高原へと行っていた。好きな場所というのがいくつかあり、それは池だったり、単なる道端だったりいろいろ。今回は牧草地と思われる場所に3度ほど出かけた。この牧草地、広々とした光景も気持ちいし、牧草の姿がとても心地いい。もこもこしてるというか、ふわふわしているというか。そんな草草が朝日に照らされる光景はすがすがしい。今の時季は鳥たちが集団になって羽ばたいて歌っている。

一日目は薄曇りの日、遠くの大地に光が射し込んでいた。

二日目は雲の多い晴れ、ほぼ曇りだったけれど、こんな柔らかい光景も好きだ。

道の先には雲。

3日目は快晴だった。高原はまぶしく輝いていた。

鳥たちが高原を舞っている。

周囲の緑も目覚めてゆく。

どうしてこの場所に自然と足が向いてしまうのか、ただ美しいというだけではないような気もするし、気持ちをどうにか整理できる場所、というものなのかもしれない。ただ気持ちいからという単純なものなのかもしれないし。

高原が見せる朝の光景、自然が生み出す光の乱舞、そういうものから伝わってくる何か、もっと耳を澄ませてみたいと思う。

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