ときどきフィルムカメラ
- 川上 信也
- 2018年5月1日
- 読了時間: 2分
仕事のメインカメラがデジタルになってすでに10年以上経ったけれど、フィルムカメラの感覚を忘れてはいけないと常々思っている。今でもときどき取り出して撮影している。やはり写真の歴史はフィルムカメラの歴史ともいえるし、写真の文化、芸術を育んできたのも間違いなくフィルムカメラだ。写真があふれて文化や芸術とはほど遠く思われがちな今の時代、写真っていったい何だ?といろいろ迷いが生じてきたときに原点に戻れるという意味合いもある。そして何よりカメラを生業としている身としては文化的背景も含めて最低限知っておくべき世界、忘れてはならない世界だと思っている。
とはいえフィルムもずいぶん値段が高くなっしまって、ブローニーとなると2年に1度くらいしか手を出せない。このごろは35mmネガフィルムを常用している。フィルムで仕事をしていた頃はポジフィルム必須だったけれど、今はネガのほうがとても新鮮に思えてくる。フィルムは富士フィルムの業務用というもの。このフィルムはもともと工事現場などで使用されていたそうで、結構しっかり作られていて今でも結構人気が高い、とお店の人に教えてもらった。独特の淡い色合いが人気だという。細々ではあるようだけれど売れているらしい。安価なのも魅力。10本セットで2500円ほど。
Nikon New FM2 にセットして50mmレンズ一本で撮影。
やはりあのシャッター音はたまらない。1枚を写すのにかなり時間をかけてしまうのも今となってはとても新鮮だ。この時間こそが大切。写真ってやっぱりこういうものだよなあと改めて思う。
先日写真教室の皆さんと行った糸島でのシーン。



こちらは玄関先のザクロの木、ハーブなどなど


こちらはハーフサイズカメラ フジカハーフでの一枚。
なんてことのないワンシーンだけど気に入っている。今年のお正月、両親との初詣。やっと現像、遅い!

ずいぶん時間がたってから確認できるというのもいいなあと思う。
すぐに確認できるのは仕事ではとてもありがたいけれど、作品作りに関してはこの待ち遠しいような楽しみで不安な時間が何にもかえがたい、自分自身の写真に向き合える大切なひとときのように思えてくる。
とはいえ早く見たいのは見たいんだけれど。