長崎平戸の海岸にて
- 川上 信也
- 2018年3月17日
- 読了時間: 1分
長崎平戸に人津久海岸という小さな海水浴場があって、何となくいつか行きたいと思っていた。何となくというのはずいぶん前に平戸の取材をしたときに、ここからの夕日がとてもきれいと聞いていたからだ。
行ってみると確かに小さな砂浜で、人影もほとんどない。遠くにいくつかの島影が見える。これが結構特徴的で近くの岩のシルエットも含めると構図的にもとてもいい収まりになりそうだった。撮影にはとてもいい条件だったので、夕方5時くらいから日の入りまでを撮影。
その間だーれも来なかった。去年種子島で撮影してた一人の時間を思い出した。
まだとてもまぶしい時間だけれど、島影と波の輝き、静かな波音が印象的な小さな浜辺。

黄金色の輝く波の姿を撮影。小さな波でもほんの一瞬浮き上がってガラスのように輝く。

夕日が沈んでゆく姿がよく見えた。
やってくる波の影になった部分が深い藍色になる。その瞬間のコントラストがとても印象的。

波打ち際にも空模様が様々な表現で映し出される。

遠くに漁火が灯りはじめた。
その灯りが波打ち際にも光っていたけれど、どうしてあの遠くの灯りが映っているのかよく分からない。
とにかく美しい夕暮れ。