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川上 信也

くじゅう長者原の冬


大分での仕事を終え、帰りにくじゅう長者原に立ち寄った。

この場所はいつでも行けるという感覚であるけれど、冬は道路状況のこともあってやはり足は遠のく。やってきたのも2か月ぶりくらいだろうか。

自分の写真に疑問を抱いた時などは、タデ原周辺を歩くだけでもとてもいい感覚を取り戻せるような気持ちになってくる。男池周辺と並んで僕にとってはとても大切な場所の一つだ。

登山をする人にはスタート地点ということもあり、特にこの時季はあまり見向きもされない場所であるけれど(かつては僕もそうだった)、この場所はいつ行っても魅力的な被写体だらけだなあと実感している。ほとんど人がいないという状況もじっくり自然と向き合えるし、野性的な枝を見せる冬木、枯れた花、動物の足跡、鳥の声、風にしなる木の音、そんな中に落ち葉を踏みしめる僕の足音が響くと、生きてるって感じだなあと思う。

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