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川上 信也

西日本文化 485号 完成


雑誌「西日本文化」の2018年春号。

僕は巻頭のフォトエッセイのコーナーを6年ほど続けている。モノクロ撮影で、普段見ることのできない職人さんの手さばきや、人柄に接しながら毎回とても楽しい取材となる。

春号では博多水引の長澤宏美さんを撮影させていただいた。

撮影にあたっては毎回のことではあるけれど、その方の普段の表情をとらえられればと思っているので、暗い場所なら暗いままでの撮影を心がけている。余計な演出はまったくしない(電気を消すことはあるけれど)。そのほうがその人らしさが見えてくるように思える。こんな笑顔で作業している自分の写真は初めてみたのでとてもうれしいという声を何度かいただいたけれど、確かに職人さん紹介の他の雑誌などでは真剣な表情ばかりというイメージが強い。もちろん僕もそんな表情も撮影しているけれど、実際にすごい職人さんは作業している時も笑顔でよく話しかけてくれる。何気ない仕草や会話から見えてくるその方の物に対する愛情、人柄。そんなことが表現できればと思いながら続いているこのコーナー。西日本文化協会ホームページでは過去6回分の連載が公開されてますのでご紹介しておきます。

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