ハーフサイズのクラシックカメラ、フジカ・ハーフを購入してから、仕事とはまったく別で撮影を楽しんでいる(そもそも仕事では使えない!)。
ここ最近撮影していたフィルム3本を現像してみると、当然使い物にならない写真も多いけれど、このうまく撮ろうにも撮れない、撮ったはずが撮れていないという感覚がとても新鮮で、これが新たな視点を生み出すのではないかとひそかに期待している、と言い続けて半年経つけれど果たしてどうなんだろう。とりあえず映っていて気に入ったレベルの写真の数々です。フイルムはカラーネガ、これを取り込んでパソコン現像しているので、新旧が生み出した色、とも言えなくはないかな。
とにかく小さなネガフイルムから色が現れただけでも感動的なので、これが写真の楽しみの原点だろうなと思いながら撮影を楽しんでいる。
塚原高原で撮影した落ち葉の道。踏みしめる音がとても心地いい。この淡い色合いが絵画的でたまらなく好きだ。風景写真では主流ともいえるかなり派手な色合いを好む方々にとっては、色が見えないかも(笑)。
由布院のアルテジオ。エントランスがとても印象的です。奥の奥におられるのはアートホールの丸山さんです。ほとんど判別できませんけど。
由布院駅にて。
ゆふいんの森号がやってきた時の光景。見た目はもっと影が強かったんだけど、ネガではこのくらいの描写。
竹田にある宿「キュー」にて2枚続けて。
湯坪温泉「叶館」。
日暮れ時なので一層暗い写真ですが、これはこれでいいんじゃないかと。
そして再び湯布院 山荘無量塔での珈琲タイム。
最短撮影距離が60センチなので、これが精いっぱい。
最後に白丹のメインストリート、スズランの街灯。
鼻ちょうちんのようなゴーストが現れるのがこのカメラの特徴だけど、ここでもちゃんと出現。
何にも映ってくれない余黒も気に入ってます。