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執筆者の写真川上 信也

車中泊撮影旅

今月の撮影は車中泊しながら進めていった。早朝の雲海を狙っていたのでホテルから移動というのも効率悪いし、しかも旅行支援が始まりなかなかホテルがとれない。ビジネスにも適用というからいろんな方々が利用しているんだろう。僕も一応ビジネスなんだけど。そう見えないだけで。

宮崎高千穂で雲海を撮影しようとまずは道の駅高千穂にて車中泊。しかしそれほど冷えてないので雲海は無理だろうと思っていたら案の定、朝はただの曇り空。この頃なんかこんな日が多い。ならば下見をしておこうと日之影町観光協会でいろいろ話を聞いた。西鉄カレンダーの撮影ですと言うととても喜んでいただき、いろんな情報を教えていただいた。ここにはかつて高千穂鉄道が走っていたのだが、今はその廃線跡がウォーキングコースとして人気らしい。途中にとても魅力的な滝もあるので、いずれ新緑の時などに撮影に来ようと思う。宮崎一の紅葉の場所も教えていただいた。ついでに美味しいランチの場所もお聞きしたのだが、それが一番難しい質問とのこと。あんまりないようだ。とりあえず道の駅青雲橋にあるレストランのチャンポンがいいかなと言うことでそちらでランチ。

その後中川地区という場所に向かい、比叡山などを望む田園風景を撮影。地元のおばちゃん達にとてもいい笑顔で話しかけられ、しばらく小さな展望台で撮影していた。そして帰りには比叡山が夕焼けに染まっていくのが見えた。岩山なので日本離れした風景となる。

雲海は撮れなかったけれど、それでもなかなかいい撮影はできたのではと思う。この日は道の駅青雲橋で車中泊。早朝に橋を散歩。いい時間だった。

いったん福岡に戻りお店の取材を数件こなし、再び車中泊の旅へ。

道の駅小国で朝を迎え、押戸石の丘へ。ここからも雲海は見えず。なんだか今年は雲海に縁がないなあとしばし落ち込みながら車を走らせる。


どこかにコスモスの名所はないかとネットで探してみると、鹿児島出水市の上場高原というところが満開とのこと。さっそく向かう。一応管理している役場の方に電話して撮影許可をいただき、行き方を詳しく教えていただいた。

到着するとそこは別世界のように気持ちのいい風が吹いている。コスモスも満開で天気も快晴。朝の落ち込んだ気分が一気に上向いた。コスモスは気分を上げてくれるようだ。地元のおばちゃんが作ったというジェラートを食べながら夕方まで撮影。

この日は道の駅霧島での車中泊。途中でGoogleで見つけた貸切温泉600円、藤ノ木温泉でゆっくり温泉に浸かり霧島へ。

車窓から見える月を眺めながら寝た。

朝から天気は良く、遠くに桜島が見えた。

生駒高原へと向かい、ここでもコスモスを撮影。

結局今回はコスモス撮影の旅になったけれど、結果的にはとてもいい撮影になったのではと思う。しかし気分の上下の大きい旅だなあこの頃。


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