お盆休みをくじゅう白丹で過ごすのは初めてのこと。行楽地は車で大渋滞ということもあり、この時期は撮影に出かけるのは毎年あきらめていた。しかし今年はコロナのこともあり、毎年海外に出かけていたルスカの面々が白丹に滞在というので僕も一緒にしばらくの白丹生活。
いつものひっそり静かな白丹と違って何だか周囲が賑やかだ。お隣の方の家が初盆ということもあってか、ひっきりなしに人がやって来て話し声が聞こえてくる。どうも田舎の風習として、お盆やお正月は近所の家をまわるらしい。白丹の丸山家も、ヤスタケさんのお兄さんがやって来て四軒ほどまわってきたという。それぞれでお菓子などをいただいてきていて、あんみつを食べた。久々に美味しいなあ。
そして夜はどこかで花火をしている。子供たちが虫取りあみを持ってウロウロしている。何だか懐かしいようなお盆の空気感が漂っている。
僕は毎朝撮影に出かけていた。天気が良くない日もあるけれど、それはそれでゆっくり高原を眺めて静かな時間を堪能している。去年いただいていたLEGOのイエローサブマリンを完成させたり(ずいぶんかかったな)、白丹の本棚にあったサワさんの本、ジャック・ケルアックの「オン・ザ・ロード」を読みはじめた。これはいつか読もうとずっと思っていた本だけれど、今がタイミングということだろうか。これを読むと見える旅の風景も意識も変わってきそうだ。
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