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ベルビアというフィルム

  • 執筆者の写真: 川上 信也
    川上 信也
  • 2023年2月16日
  • 読了時間: 2分

フォトクラブ四季彩の写真展、福岡市美術館ギャラリーAにて開催中です。とてもゆったりとした間隔での展示なので、どうぞごゆっくりと。

僕も4枚展示していますが、1枚は僕が20代の頃に撮影したくじゅう連山の写真です。中判645のカメラでフィルムはベルビア、ダイレクトプリントです。僕の2冊目の写真集「くじゅう万象」のトップを飾っている写真です。

当時ベルビアというフィルムは、彩度が高くて年配者向けのものとか言われてましたが、ここ数年はインスタの影響なのか若い人たちの風景写真でものすごいハデハデで陰影の少ない写真をよく見かけます。そんな時代にベルビアというフィルムを見てみると、派手というよりとても上品な色彩に見えます。僕の写真の色彩、基本はやはりこのフィルムの色かなあと。また星野村の写真もベルビアフィルム、コスモスはデジタル中判のベルビア設定、雪の写真はT2でのペルビア設定です。僕の写真に限ってはそんな比較しながら見ていただくのも面白いかなと思います。

ソールライターの写真展も開催中なので見てきましたが、うーん僕は写真集で見るほうが好きかなあ。編集された方がよりかっこよく見える。この時代のアメリカ特有の色合いはとても好きだけれど、僕は沢木耕太郎の「天涯」の方が好きかなと。この本もすべてペルビアで撮影されているから、親しみのある色合いだからってことなのかも。



 
 
 

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