この頃見つけたささやかなる新しい趣味。
今の季節は夜、外に出てもとても気持ちがいいので、濡れ縁から星を眺めている。11時過ぎくらいが多いだろうか。南東にようやくさそり座が見えてくるころ。アンタレスが視線のちょうど先にある。星空はくじゅうで撮影しているころからよく眺めていたけれど、その時によく飛行機が横切ってゆく。撮影の時は邪魔になってしまうのではやく通り過ぎないかなあと思っていたのだが、この頃これらの飛行機はどこへ向かってゆくのだろうかと興味がわいてきた。濡れ縁から11時過ぎからの1時間ほどで8機くらいが同じ軌跡を横切ってゆく。こんな時間にあの飛行機はどこへ行ってるんだろう。
そこでそれが分かるアプリを入れてみたのだ。そしてさっそく飛行機がやってきたときに調べてみると、ほぼすべてが東京発の貨物便。中国方面へ向かっているようだ。ボーイング747などのジャンボもある。もちろん灯りしか見えないけれど、40,000フィート上空ではこんな夜にパイロットたちは福岡上空を見下ろしながら仕事をしているのかと思うと、何だか感動的ですらある。北の空から出現した飛行機は、中国からアンカレジへと向かう飛行機のようだ。福岡市の北の航路はこの時間だいたいアンカレジ行きのようだ。アンカレジといえばアラスカ?だっけ。そう考えるだけでいろんな想像が湧いてくる。
一機だけ旅客機があり、それは東京から成都へと向かう飛行機だった。成都ってどこなのかよく分からないけれど、明日の朝にあの機体は知らない街に降り立っていると思うと、やっぱり感動的に思えてくる。
ささやかなる趣味。とりあえずカメラを隣に置いているけれど、手持ちなのでこんな感じ。真ん中にさそり座だ。一番上の明るい星のようなものが飛行機。数秒開けないとよくわからないなあ。
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