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執筆者の写真川上 信也

N Box 一周年

車がHonda N Boxになって一年となる。

サンバーとお別れしてもう一年なのかと思うととても早い気もするけれど、N Boxではもうオイル交換を何度もしているし、走行距離も35,000キロを超えている。

 一年点検となり、室見のHonda店へ。

 一年でこれだけの距離を走ったお客さんは初めてだといわれた。でも貨物で使用されているN Vanなどでは相当な距離を走っているらしいし、中古のN Boxでは50万キロ越えもネットに出ていた。なのでまだまだこれから。

 一年乗った感想はどうかというと、基本的にはとても運転しやすい。視界もいいし広いし、クッションもいい。内装もシックで落ち着いている。一度どこかの島の取材でレンタカーを借りたのがスズキのワゴンRだったのだが、運転してみるとやはり軽だなーという何だかとてもチープに感じられたのだった(サンバーもそうだったのかな)。まあ軽なんだからこれが普通だろうと思うのだけれど、N Boxは内装もボディも普通車と同じレベルにしていて、エンジンだけ軽の660を積んでいると思ってくださいと言われていたので、確かにそうだなあと思う。今サンバーに乗ったらドアの薄さとか、シートの小ささとか内装のチープさはもしかするととても気になるのかもしれない。慣れってそういうものなんだな。

 とはいえなかなか慣れないところもあった。ペタルの位置だ。最近の車はどれも同じようになっているらしいのだが、ブレーキペタルとアクセルの段差が結構ある。ブレーキがかなり上という感じ。サンバーではほぼフラットだったので、この段差に慣れるのにやや苦労した。これは踏み間違い防止の観点からこうなっているらしいけれど、ネットで調べてみるとやはり慣れない人が多いようだ。

 そこで初めて知ったのが、男性と女性では踏み方が違うという事。男性は僕もそうだけれど、かかとを床につけていて、それを起点としてアクセルもブレーキも踏んでいる。基本的にブレーキを踏むときに足がまっすぐになるように。 

 対して女性はアクセルはかかとを床につけているけれど、ブレーキの時はかかとを浮かせて踏む人が多いのだそうだ。この頃の車はちょっと踏んだだけでかなりブレーキが効くので、女性の運転で止まるときにカクカクとしてしまうのはこの足の使い方によるものらしい。スバルがお客さんにアンケートをとったところ、かかとを床につけたままの人と離す人の割合は半々だったという。ただ男性はかかとを床につけたままの人が圧倒的に多いとのこと。開発者は男性が多いのだが、女性のこの足の使い方が多いと聞いてびっくりしたことがあるという。確かにかかとを浮かせると微調整が難しくなるような気がする。とはいえ踏み込み違いの段差に関しては浮かせて踏んだ方が楽のようにも思う。トヨタのテストドライバーの記事によると、やはりかかとを起点にして浮かせない方がとっさのブレーキにはいいというので、こちらをお勧めていた。僕もこの段差に慣れるのにいろいろと足の位置を替えたりシートの位置を調整して何とか慣れてきたのだった。みんなはどうしているのだろう。今まで気にしたこともなかったけれど。

 

いろいろ点検してもらい、特に異常もなくエンジン内まで清掃。

終わって鹿児島と宮崎の撮影が待っていた。もう帰ってきているので後日この話は書くとして、行って帰ってすでに点検から1000キロ以上走っている。

写真は先日行った糸島サンセットの駐車場にて。

 

 


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