ルスカファクトリーでは月に一度、旅の取材は入る。前回は臼杵、今回はちょっと遠くまでの尾道となった。尾道といっても広く、しまなみの島々も尾道となる。なので生口島の平山郁夫美術館からスタートし、村上海賊のお城跡と続き、その後尾道市内のお店などなど8件ほどの取材。写真は平山郁夫美術館の日本庭園。カフェから望むことができる。時間がそれほどないので急ぎ急ぎの撮影となったけれど、いい天気にも恵まれとても心地いい撮影となった。
村上水軍はこの頃は「村上海賊」と呼ばれて日本遺産として知られるようになったという。村上海賊というとどうしてもパイレーツのようなイメージになってしまうけれど、実際は海の治安を任された海上警察、もしくは海軍のような存在で、入ってくる不法侵入者を取り締まっていたという。なんで海賊なのかなとも思うけれど、英語ではNavyと訳されているらしい。まあ海賊のほうが昔の話としてはかっこいいといわれるのかもしれない。 僕は昔から「村上水軍」という呼び名に親しんでいたけれど、お城跡の資料館ではそのような表記はなかったなあ。僕のご先祖様はこの村上海賊と関係していると祖父から教えてもらったことがある。なるほどうちの家紋は来島村上海賊の家紋とほぼ同じ。なのでどこかで関係はしているんだろうと思う。
ところでこのことを教えてもらった僕の祖父は、かつて満鉄で働いていた。今回も取材を一緒にしているルスカファクトリーのサワさんの祖父も満鉄で働いていたという。大勢いただろうから知り合いということはなかったと思うけれど、どこかですれ違っていたかもなあと。不思議な縁だなあと思ったりする。
ちなみに村上水軍は僕の知り合いのライターさんのご先祖様にもゆかりがあるそうだ。いろいろと繋がっているもんだなあと。
尾道市は千光寺からの眺めはやっぱりいいなあと思う。人々が通勤などに使う小さな船が行き来している尾道水道がちょっと異国的だったりする。久々にロープウェイに乗って千光寺へ。
そしてアイスクリーム屋さん、築100年の建物のカフェ、尾道ラーメンなどを取材して、とにかく歩きまわって疲れたところで終了。
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