「モノコトマガジン MADE IN」で連載中の「白丹のルスカ」も12回となり、ちょうど一年続いたことになる。先日このサイトの編集長と打ち合わせをして、さらに一年続けることとなった。
このサイトの編集長はもうずいぶん長い付き合いとなる伊藤尚子さん。いとなおさんとみんなから呼ばれている方で、元シティ情報ふくおかの編集長。なので僕がプランニング秀巧社で働いていた25歳の頃にもうお会いしているのだ。だから20年以上の知り合いということになる。当時の僕は販促でアシスタントしていたので写真とはほぼ無縁だったけれど。
僕が法華院温泉から降りてきて何とか写真でやっていこうとするときに声をかけてくれたのがいとなおさんだった。いとなおさんはシティ情報ふくおかの編集長に就任したばかりで、巻頭グラビアを僕にやってみてはどうかと言ってくれたのだった。
巻頭6ページを使った「Fukuoka Landscape」と題したグラビア。これはとてもやりがいのある仕事だった。毎月、季節感を取り入れた福岡の写真を5、6枚ほど用意し、それを大きく掲載していった。かなりの反響があり当時ポストカードにもなった。思えばこれが雑誌での最初の大きな仕事だったように思う。そのあとに「列車の旅」が続き、その間には特集や表紙の撮影も頻繁に行うこととなり、いとなおさんといろんなお店に取材に出かけたのだ。韓国の取材をしたのもこの頃だったかな。
その後、いとなおさんはこのサイトの編集長となり今に続いているわけだけれど、こうやってずっとつながっているというのはいかにも福岡らしいなと思う。
そして今年、新たな試みがスタートとなりそうだ。